3月のボトル

3月のボトルは、B20「スターチャイルド」

ブルーと、ピンクの組み合わせ。
またの名を「チャイルドレスキュー」とも呼ばれています。

このボトルは「インナーチャイルド」を癒すボトルと言われています。
「インナーチャイルド」は、そのまま訳せば「内なる子供」ということになりますが、
特に「傷ついている子供時代の自分」を指すことが多いようです。

子供時代の記憶というのは、はっきりと覚えている、いないに関わらず、私たちのなかに残っているものです。
私たちは、多くの場合、大人になってもインナーチャイルドとともに日々の生活をおくっています。
自分らしさが出せなかったり、人間関係に困難がある場合、それはインナーチャイルドが関係しているということがあるそうです。
インナーチャイルドを癒すことが、今の自分を癒し、自分が変わっていくということにつながっていくのです。

私は、オーラソーマのコースで20番のボトルについて学んだときに、この「インナーチャイルド」という言葉や、その意味も初めて知りました。
私自身、20番のボトルは好きなボトルですし、実際に、時々選ぶボトルでもありました。
でも、インナーチャイルドに関しては、まったくピンときていませんでした。
両親に愛され、恵まれた子供時代を送った私に、インナーチャイルドはいないと頑なに思い込んでいたのです。

私がオーラソーマを学び始めて間もない頃、高名なあるティーチャーの方に、コンサルテーションをしていただく機会がありました。
そのとき、その方から使うことを勧められたボトルは20番でした。
20番のボトルは選んでいなかったし、インナーチャイルドの話が直接出たわけではないのですが、
今の状態にもっとも適していて、効果もやさしく現れるということで勧めてくださったのです。
そのお話がとても腑に落ちたので、素直に「使ってみよう」と思い、そのことを、いつもお世話になっているティーチャーの方に話したところ、
「やっとタイミングが来たんだね。よかったね」と言われました。
私はまったく気がついていなかったのですが、私のティーチャーも、言葉や形を変えて、
20番のボトルを使うことをずっと私にお勧めしてくださっていたということが、その時に初めてわかりました。
私に受け取る準備ができていなかったので、全然わからなかったのです。

インナーチャイルドは、傷ついたまま癒されていない子供時代の自分。
あんなに恵まれた子供時代を過ごした自分にインナーチャイルドがいるなんて、両親に対して、そんなことは考えることも申し訳ないと、わざと見ないふりをしていたのです。
両親をがっかりさせたくなくて、いいコと思われたくて、本当に自分が思っていたこととは別の行動をする。
誰が悪い、という話ではなくて、「あの時本当はこうしたかった、こう言いたかった」という思い、それが癒されない傷になることもあります。
インナーチャイルドは、どんな幸せな子供時代を送った人にもいるのだ、ということが、その時に初めてわかりました。

インナーチャイルドの癒しとは、「癒されなかった子供時代の自分がいる」ということに気づき、それを認め、受け入れることで始まります。
もちろん、深い傷がある場合には、時間がかかることもあるでしょう。向き合うのがつらい時もあるかもしれません。
20番のボトルは、インナーチャイルドを癒すことをやさしくサポートしてくれます。
上層のブルーと下層のピンクは、混ぜるとバイオレット。「変容」を助ける色です。
子供時代を癒すことが、今の自分の変化につながっていくということが、色のメッセージからもよくわかります。